宮滝だより

吉野歴史資料 講演会一覧 2007.05

吉野歴史資料館が開館して11年、毎年「吉野宮」を中心とした講演会が年2回催されてきました。残念ながら平成17年からは年1回の公開シンポジウムとなりましたが、そうそうたる講師先生方が宮滝にお越しいただき、また全国から多くの古代史ファンも訪れ、町立中荘小学校体育館(今年から廃校!)で、大変中身の濃い有意義な講演会・シンポジウムが開催されてきました。これだけ継続されてきているということ、全く、スゴイことです。今年も秋に予定されているということ、今から大変楽しみです。池田館長、本当に有り難うございます。これからもずっとよろしくお願いします。

吉野歴史資料館 公開講演会及び公開シンポジウム(役職は当時のまま)

第1回 (平成8年4月29日) 『開館記念講演会』

  1. 「吉野宮は、なぜ宮滝に造られたのか」 京都大学教授 足利 健亮 氏
  2. 「吉野宮を求めて」 奈良県立橿原考古学研究所付属博物館 館長 泉森 皎 氏

第2回 (平成8年10月13日)

  1. 「青根ケ峯と丹生川上神社中社」
    京都教育大学教授 和田 萃 氏
  2. 「古代の衣服」
    花園大学教授 芳井 敬郎 氏

第3回 (平成9年4月27日)

  1. 「蔵王堂の伽藍と歴史」
    高田短期大学教授 首藤 善樹 氏
  2. 「金峯山寺の発掘調査」
    奈良県立橿原考古学研究所技師 平松 良雄 氏

第4回 (平成9年10月12日)

  1. 「吉野路の地名」
    日本地名学研究所 所長 池田 末則 氏
  2. 「龍門寺の美術」
    帝塚山大学教授 河田 貞 氏

第5回 (平成10年4月19日)

  1. 「宮滝遺跡と末永雅雄先生」
    関西大学教授 網干 善教 氏
  2. 「考古学からみた宮滝遺跡」
    奈良県立橿原考古学研究所付属博物館 館長 泉森 皎 氏

第6回 (平成10年10月25日)

  1. 「星の皇子大海人、そして天武天皇」
    京都橘女子大学教授 猪熊 兼勝 氏
  2. 「吉野宮と吉野離宮」
    奈良芸術短期大学助教授 前園 実知雄 氏

第7回 (平成11年4月25日)

  1. 「宮滝宮と国生みの女帝」
    日本ペンクラブ会員・作家・女性史研究家 小石 房子 氏
  2. 「天武天皇柿本人麻呂―吉野を中心としてー」
    奈良大学助教授 上野 誠 氏

第8回 (平成11年10月17日) 『吉野の験者と山岳信仰』

  1. 「役行者の生涯―その歴史的背景―」
    京都教育大学教授 和田 萃 氏
  2. 「蔵王権現と役行者の図像」
    美術史学会 石田 淳 氏

第9回 (平成12年4月23日)

  1. 「神仙境吉野」
    奈良大学教授 水野 正好 氏
  2. 「神仙思想と吉野宮の苑地」
    奈良県立橿原考古学研究所調査第2課長 亀田 博 氏

第10回 (平成12年10月29日) 『壬申の乱』

  1. 「古代国家の成立と壬申の乱」
    大阪市立大学名誉教授 直木 孝次郎 氏
  2. 「壬申の乱をあるく」
    文筆家 玉城 妙子 氏

第11回 (平成13年4月22日) 『万葉集と吉野』

  1. 「天武天皇の吉野歌」
    奈良女子大学教授 坂本 信幸 氏
  2. 「歩いて実感するー万葉吉野紀行」
    奈良大学助教授 上野 誠 氏

第12回 (平成13年10月28日)『吉野川流域の縄文文化―縄文時代の文化の交流―』

  1. 「紀伊半島の縄文街道 ―吉野の遺跡から探る縄文時代の物流ルートー」
    奈良県教育委員会文化財保存課主幹 松田 真一 氏
  2. 「凹線文土器の成立と宮滝式 ―宮滝式土器の展開と消長を解明するー」
    神戸市教育委員会文化財課 埋蔵文化財調査係長 丹治 康明 氏

第13回 (平成14年4月21日) 『夢のあとさきー吉野を愛した女帝たちー』

  1. 「斉明・持統朝と吉野」
    京都教育大学教授 和田 萃 氏
  2. 「斉明・持統朝の歌人たち ―額田王と人麻呂―」
    同志社女子大学教授 奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所長
    寺川 眞知夫 氏

第14回 (平成14年12月1日)

  1. 「吉野川流域の縄文文化 ―環境に適応した縄文人ー」
    奈良県立橿原考古学研究所調査研究部長 松田 真一 氏
  2. ミュージアムトーク 

第15回 (平成15年4月20日) 『壬申の乱を問うⅠ』

  1. 「壬申の乱と吉野・飛鳥」
    京都教育大学教授 和田 萃 氏
  2. 「吉野の伝承と壬申の乱」
    花園大学教授 芳井 敬郎 氏

第16回 (平成15年10月19日) 『壬申の乱を問うⅡ』

  1. 「壬申の乱の考古学」
    滋賀県立大学教授 菅谷 文則 氏
  2. 「天武・持統朝の衣服」
    大阪外国語大学教授 武田 佐知子 氏

第17回 (平成16年4月25日) 『天武・持統朝の皇子たち』

  1. 「壬申の乱の功業者 高市皇子」
    同志社女子大学教授万葉文化館万葉古代学研究所長 寺川 眞知夫 氏
  2. 「大津の皇子の悲劇-万葉集と懐風藻を通して-」
    同志社大学教授 駒木 敏 氏

第18回 (平成16年10月31日)

  1. 「持統・草壁の系譜」
    奈良学研究家 青山 茂 氏
  2. 「吉野と大海人の伝承」
    吉野歴史資料館館長 池田 淳 氏

公開シンポジウム (平成17年10月23日) 『聖地吉野の誕生』
-聖地吉野の誕生を、歴史学・考古学・民俗学など多方面からの検証を試みる-

コーディネーター
京都教育大学教授 和田 萃 氏
花園大学教授 芳井 敬郎 氏
県立橿原考古学研究所総括研究員 橋本 浩行 氏

公開シンポジウム (平成18年11月19日) 『柿本人麻呂と吉野』

コーディネーター
奈良大学教授 上野 誠  氏
大阪府立大助教授 村田 右富実 氏
県立万葉文化館主任研究員 井上 さやか 氏

公開シンポジウム

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